つじくにお【辻邦生】
[1925〜1999]小説家・仏文学者。東京の生まれ。最初の長編「廻廊にて」で近代文学賞を受賞し作家生活に入る。他に「安土往還記」「背教者ユリアヌス」「西行花伝」など。芸術院会員。
つじしずお【辻静雄】
[1933〜1993]料理研究家。東京の生まれ。大阪読売新聞の記者を経て料理家となる。フランス料理の研究活動を続けるかたわら、昭和35年(1960)に辻調理師学校(現、辻調理師専門学校)を設立、調理師育成にも力を注いだ。
つじじゅん【辻潤】
[1884〜1944]評論家。東京の生まれ。放浪生活を送り、ワイルド・シュティルナーなどの世紀末文学・思潮やダダイスムを紹介。著「浮浪漫語」「ですぺら」など。
出典:青空文庫
・・・に後藤末雄君、第二に辻潤君、第三に久保田万太郎君なり。この三君・・・ 芥川竜之介「久保田万太郎氏」
・・・「一条二条の大路の辻に、盲人が一人さまようているのは、世にも憐・・・ 芥川竜之介「俊寛」
・・・やか立ったアッシジの辻を、豪奢の市民に立ち交りながら、「平和を・・・ 有島武郎「クララの出家」