おもて」の音変化。

「あが—の忘れも時 (しだ) は筑波嶺を振りさけ見つつ妹は偲 (しぬ) はね」〈・四三六七〉

連語《「も(持)ちて」の音変化》
  1. 手段材料を表す。…によって。…で。

    1. 「我妹子 (わぎもこ) が形見の衣なかりせば何物—か命継がまし」〈・三七三三〉

  1. 語調を強めるのに用いる。 →もっ(以)て

    1. 「貧しき者は財 (たから) を—礼とし」〈徒然・一三一〉

[補説]12とも「をもて」の形でも用いられる。
[接頭]動詞に付いて、その意味を強めたり、語調を整えたりするのに用いる。「—あつかう」「—はやす」「—さわぐ」
[名](スル)動詞「持てる」の名詞化》俗に、もてること。人に好意をもたれること。「女—するタイプ」→持てる2

出典:青空文庫

出典:gooニュース

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