[動マ五(四)]
  1. 色が他のものについたり、しみ込んだりする。そまる。

    1. 「のび上がって、血に—・んだ太刀をふりかざした」〈芥川偸盗

  1. 他から影響感化を受ける。そまる。

    1. 汚濁 (おじょく) に—・んだ今の身の上を」〈宇野浩二・苦の世界

  1. (現代語では、多く打消しの語を伴い)深く感じる。強く心がひきつけられる。「心に—・まない縁談」「意に—・まない仕事

    1. 「歓喜涙 (くわんぎなんだ) こぼれて渇仰肝に—・む」〈平家・七〉

  1. 病気になる。感染する。

    1. 「はかなくて病ひにさへ—・ませ給ふ由」〈読・雨月・木備津の釜〉

[動マ下二]そ(染)める」の文語形。

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。