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辞書
1 ウルシ科の落葉高木。山野にみられ、葉は羽状複葉で、小葉は楕円形。雌雄異株で、初夏、黄色い小花が総状に咲く。果実はほぼ球形で白黄色。樹液から塗料をつくり、果実からは蝋 (ろう) をとる。中国の原産で、古くから日本でも栽培。皮膚がかぶれることがある。ウルシ科の双子葉植物は木本で、樹脂道をもち、約800種が主に熱帯地域に分布。ハゼノキ・ヌルデ・マンゴーなども含まれる。《季 花=夏 実=秋》
2 ウルシの樹皮に傷をつけて採取した樹液(生漆 (きうるし) )に、油・着色剤などを加えて製した塗料。乾燥すると硬い膜を作り、水や酸に強い。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
うるしいし【漆石】
1 黒色で、漆のような光沢のある石。黒曜石 (こくようせき) など。からすいし。 2 石炭のこと。
うるしいと【漆糸】
1 鳥の子紙に色漆を塗って細く切り、綿糸に巻きつけた糸。織物の横糸に使う。 2 絹糸に漆加工を施した釣り糸。
うるしえ【漆絵】
1 漆で描いた絵。単色のものと彩漆絵 (いろうるしえ) とがある。玉虫厨子 (たまむしのずし) の絵飾りは日本最古の彩漆絵。 2 浮世絵で、簡単な彩色を施した紅絵 (べにえ) の髪や帯など黒い部分に、にかわをまぜた墨を用いて漆のような効果を出したもの。
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