出典:gooニュース
<相国寺展>(下) 伝 張遠筆 絶海中津賛《寒山行旅山水図》 時間がゆっくり流れる
絵巻を切り取ったかのような幅1メートルほどの横長の画面に、晩秋から冬にかけての広大な景観がひろがる。目をこらせば小さく描かれた旅人たちに気づく。川を渡り、滝を眺め、雪山を登っていく彼らに導かれて、ゆっくりとした時間が流れている。 作者は中国元時代の張遠という画家であると伝わるが、はっきりはしていない。重層的な構成の山水表現のなかに樹木や人、鳥などを緻密に描き込む、見事な力量の持
伊藤若冲を見出した相国寺、《鹿苑寺(金閣寺)大書院障壁画》他、長谷川等伯、円山応挙、雪舟の名品が東京に集結
今も相国寺は京都御所の北側に大寺の姿を誇り、禅宗の古刹として名高い。その一方で、相国寺は美術の発展にも尽力。640年以上の歴史の中で数々の芸術家を育て上げ、名作の誕生を導いてきた。1984年には相国寺をはじめ、鹿苑寺、慈照寺などに伝わる文化財の保存修理、展示公開、禅文化の普及を目的に相国寺承天閣美術館を創設。
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