きふくがた【起伏型】
東京式アクセントの分類のうち、アクセント核がある型。平板型に対してこう呼ぶ。頭高型・中高型・尾高型の総称。動詞や形容詞は起伏型と平板型のどちらかに分類される。起伏式。
きふくがたけいようし【起伏型形容詞】
東京式アクセントで、終止形にアクセント核のある形容詞。「あお↓い(青い)」「おおき↓い(大きい)」など。形容詞の多くはこれにあたる。
きふくがたどうし【起伏型動詞】
東京式アクセントで、終止形にアクセント核のある動詞。アクセント核は後ろから2番目の拍にある。「み↓る(見る)」「たべ↓る(食べる)」「あきらめ↓る(諦める)」など。その拍が長音や母音の場合、後ろから3番目の拍にアクセント核が位置することがある。「と↓おる(通る)」「は↓いる(入る)」「かんが↓える(考える)」など。
出典:青空文庫
・・・だかれて、波のように起伏する。それが右からも左からも、あるいは彼・・・ 芥川竜之介「首が落ちた話」
・・・中を行くような道は、起伏凹凸が少く、坦だった。がしかし、自動車の・・・ 泉鏡花「燈明之巻」
・・・は友人と肩を並べて、起伏した丘や、その間に頭を出している赤い屋根・・・ 梶井基次郎「路上」