[動ラ四]《「祭る」と同語源》
  1. やる」「おくる」の謙譲語。尊者に献上する。差し上げる。

    1. 「秋つ葉ににほへる衣我は着じ君に—・らば夜も着るがね」〈・二三〇四〉

  1. (その動作を受ける尊者を主として)「飲む」「食う」の尊敬語。召し上がる。

    1. 「やすみしし我ご大君は平らけく長く坐 (いま) して豊御酒 (とよみき) —・る」〈続紀・聖武・歌謡

  1. (補助動詞)謙譲の意を表す。…申し上げる。

    1. 「仏の御法を護り—・り尊み—・るは」〈続紀宣命

[動ラ五(四)]

  1. 儀式をととのえて神霊をなぐさめ、また、祈願する。「先祖のみ霊 (たま) を—・る」「死者を—・る」

  1. 神としてあがめ、一定の場所安置する。「菅原道真を—・ってある神社

  1. 上位にすえて尊ぶ。

    1. 「微妙な、奥ゆかしい礼儀が、自然と忍を上に—・る結果に」〈横光・家族会議〉

[可能]まつれる
[動ラ五(四)]まつりぐけをする。まつり縫いをする。「スカートの裾を—・る」
[可能]まつれる

出典:青空文庫

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