1. 記憶によって心に思い浮かべる顔や姿。「亡き人の—をしのぶ」

  1. あるものを思い起こさせる顔つき・ようす。「目もとに父親の—がある」「古都の—は今やない」

  1. 実際には存在しないのに見えるように思えるもの。まぼろし。幻影

    1. 「夢に見えつるかたちしたる女、—に見えて、ふと消えうせぬ」〈夕顔

  1. 歌論用語で、作品から浮かびあがってくる心象

    1. 「詞 (ことば) のやさしく艶なる他、心も—もいたくはなきなり」〈後鳥羽院御口伝

  1. 面影付け」の略。

  1. 名香の名。香木伽羅 (きゃら) 。

[補説]「俤」は国字

[文学]の言葉

[江戸時代までの文学]の言葉

出典:青空文庫

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