出典:gooニュース
東京を離れた谷崎潤一郎、運命の女性・松子と出会い『春琴抄』『細雪』などの名作を次々に発表し、美の骨頂をめざす
1977年に刊行された、丸谷才一の『文章読本』(中央公論社刊)には、谷崎潤一郎が書いた『文章読本』(1934年中央公論社刊)も取り上げています。 谷崎の『文章読本』には「文法的に正確なのが、必ずしも名文ではない。だから文法に囚(とら)はれるな」と書かれています。
森鷗外、永井荷風、谷崎潤一郎と続く文学の系譜を知ることで見えてくる谷崎文学、美食で培ったその深みとは
もう1つは、森鷗外、永井荷風、谷崎潤一郎という系譜です。これは、日本の文学的「嗜好性」に依るのかもしれませんが、子弟関係ということとも重なってきます。もちろん、優劣をいうものではありません。
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