あ・てる【当てる／充てる／宛てる】

の解説

［動タ下一］［文］あ・つ［タ下二］

1. １ あるものを他のものに触れるようにする。直面させる。

   1. ㋐ある物にぶつける。「ボールを頭に—・てる」「的に—・てる」

   2. ㋑光・熱・風などに触れさせる。さらす。「日に—・てて布団を乾かす」「鉢植えを夜露に—・てないようにする」

   3. ㋒密着させる。あてがう。「額に手を—・てる」「継ぎを—・てる」「座布団を—・ててください」

   4. ㋓対抗させる。「練習試合で強豪に—・てて実力を試す」

1. ２ 期待やねらいどおりの状態にする。

   1. ㋐くじなどで賞を得る。「一等賞を—・てる」

   2. ㋑催しや企画などが成功する。「株で一山—・てる」「芝居で—・てる」

   3. ㋒正しく推測する。「彼の年齢を—・てる」「小説の途中で犯人を—・てる」

1. ３ 他のものに合わせる。うまく振り分ける。

   1. ㋐対応させてつける。「外来語に漢字を—・てる」

   2. ㋑仮にあてはめる。「わが身に—・てて考える」

   3. ㋒（充てる）全体の一部をそのために使う。「余暇を読書に—・てる」「ボーナスを旅費に—・てる」

   4. ㋓指名してやらせる。「先生に—・てられる」

   5. ㋔仕事や役などを割り振る。「重要なポストに新人を—・てる」

   6. ㋕（宛てる）相手に向ける。「母に—・てて手紙を書く」→当てられる

類語

• ぶつける

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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