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㋒忘れないように、また、念のため書きとめておく。「日程を—・える」「要点を—・える」
㋓衣服などを、おさえつかんで、行かせないようにする。引きとめる。「袖 (そで) を—・える」「馬を—・えて待つ」
㋔引く。引っぱる。
「後ろに背負ひたれば、いとど脛 (すね) 弱く力なき身の、あとざまに—・ふるやうにて、道なほ進まず」〈笈の小文〉
出典:青空文庫
・・・、込合う群集を視めて控える……口上言がその出番に、「太夫いの、太夫・・・ 泉鏡花「国貞えがく」
・・・言うのである。住所を控えると、「――ぜひ来とくれやっしゃ。あんさん・・・ 織田作之助「神経」
・・・の事情を問うことを差控えるのを至当の礼儀のように思った。 では兄さ・・・ 幸田露伴「蘆声」