かんこんそうさい【冠婚葬祭】
慣習的に定まった慶弔の儀式の総称。▽「冠」は元服・成人式、「婚」は婚礼、「葬」は葬儀、「祭」は祖先の祭礼。「婚」は「昏」、「葬」は「喪」とも書く。
こくさくのきよう【告朔餼羊】
古くから続いている習慣や年中行事は、理由もなく廃絶してはならないということのたとえ。
しゅしゅたいと【守株待兎】
いたずらに古い習慣やしきたりにとらわれて、融通がきかないたとえ。また、偶然の幸運をあてにする愚かさのたとえ。木の切り株を見守って兎うさぎを待つ意から。▽一般に「株かぶを守まもりて兎うさぎを待まつ」と訓読を用いる。
じゅんぷうびぞく【淳風美俗】
人情の厚い美しい風俗や習慣。▽「淳風」は素直で、人情の厚い風俗。「俗」は風習・習慣。「淳」は「醇」とも書く。
ふうぞくしゅうかん【風俗習慣】
ある一定の集団社会の日常生活の上で、広く一般に行われているしきたりやならわし、行事、風習など。
ぼくしゅせいき【墨守成規】
従来の旧弊なしきたり・習慣などを改めようとせずに、かたくなに守ろうとすること。
ゆうそくこじつ【有職故実】
朝廷や公家、武家の昔からの行事や法令・儀式・制度・官職・風俗・習慣の先例、典故。また、それらを研究する学問。▽「有職」は「ゆうしょく」「ゆうそこ」とも読む。「職」は、もと「識」と書いた。
りょうふうびぞく【良風美俗】
健康的で美しい風習・風俗。▽「風」「俗」はともに習わし、習慣の意。