しゅしゅたいと【守株待兎】
偶然の幸運に味をしめて、また同じ偶然を期待して待つという愚かな行為のこと。ウサギを待って、切り株を見張るという意味。また、古い慣習に固執する愚かさのたとえ。
- 注記
- 「守株」は、木の切り株を見張ること。「待兎」は、ウサギを待つこと。「株かぶを守まもりて、兎うさぎを待まつ」と読み下す。中国春秋時代、ひとりの農夫が、目前で木の切り株にぶつかって死んだウサギを手に入れ、それから毎日その切り株のところで見張りをしたという説話から。
- 表記
- 「兎」は、「兔」とも書く。
- 出典
- 『韓非子かんぴし』五蠹ごと
- 類語
- 旧套墨守きゅうとうぼくしゅ 刻舟求剣こくしゅうきゅうけん