ほんがんおうじょう【本願往生】
阿弥陀仏の本願によって極楽浄土に生まれること。
まんもくしょうじょう【満目蕭条】
見渡す限り、物さびしいさま。▽「満目」は見渡す限り、あたり一面の意。「蕭条」は物さびしいさま。
みょうほういちじょう【妙法一乗】
法華経ほけきょうに説かれている一乗の教えのこと。▽仏教語。「妙法」は仏法と同義。とりわけ妙法蓮華経みょうほうれんげきょうを指す。「一乗」は絶対無二の真実の教えのこと。
むりおうじょう【無理往生】
無理に自分の言動を押しつけ、承知させること。▽「無理」は強引に物事を行うこと。「往生」は、本来は「圧状」と書く。「圧状」は人を脅して、むりやり書かせた文書のこと。
むりおうじょう【無理圧状】
[名・形動]強引に押しつけて、自分の意見に従わせること。「愚父(おやじ)が貰って置いたと云って—に婚礼さしたのです」〈魯庵・社会百面相〉
もずかんじょう【百舌勘定】
みんなでお金を出し合うときに、うまいことを言って、自分ができるだけ払わなくてすむように仕向けること。また、その仕方。
やせんこうじょう【野戦攻城】
野外で戦い、城を攻めること。▽「野戦」は野原で戦うこと。一般に野外で戦闘すること。「攻城」は城を攻めること。「野やに戦たたかい城しろを攻せむ」と訓読する。「攻城野戦こうじょうやせん」ともいう。
よいんじょうじょう【余韻嫋嫋】
音が鳴りやんでも、なお、かすかに残る響き。また、その音が細く長く続く様子。詩や文章の言外の趣や、事が終わったあとの情緒あふれる風情にもたとえる。▽「嫋嫋」は音声の細く長く続くさま。「韻」は「音」とも書く。
ようかんさんじょう【陽関三畳】
別れの歌の陽関の曲の第四句を、三度繰り返して歌うこと。一説に、第二句以下の三句を二度繰り返して歌うこと。▽「陽関」は「陽関曲」。中国唐の詩人、王維おういの「元二げんじの安西あんせいに使つかいするを送おくる」(詩)の別名。送別詩の名作。「畳」は繰り返すこと。
れいこくむじょう【冷酷無情】
思いやりがなく、人間らしい感情に欠けていること。