ふんきんしゃかく【焚琴煮鶴】
琴を焼いてつるを煮る意で、殺風景なこと。また、風流心のないことのたとえ。▽「焚」は焼く意。「琴ことを焚やき鶴つるを煮にる」と訓読する。
ふんこつさいしん【粉骨砕身】
力の限り努力すること。また、骨身を惜しまず一生懸命に働くこと。骨を粉にし、身を砕くほど努力する意から。▽「砕身粉骨さいしんふんこつ」ともいう。
ふんしょくけっさん【粉飾決算】
会社が対外的な信用の低下を防ぐため、財政状態や収支状況などを実際よりよく見えるように、損益計算書などの財務諸表の数字を偽って表示すること。
ふんしょこうじゅ【焚書坑儒】
言論・思想・学問などを弾圧すること。書物を焼いて儒学者を穴埋めにする意から。▽「焚」は焼く意。「坑」は穴埋めにする意。「儒」は儒学者・学者の意。
ぶげいひゃっぱん【武芸百般】
ありとあらゆる武芸。武道に関する技芸のもろもろ。
ぶたいそうち【舞台装置】
演劇を見せたり、音楽を聞かせたりする場所に設ける、効果を高めるための仕掛け。大道具や小道具のこと。
ぶっかんせいい【物換星移】
世の中が移り変わること。物事は変わり、歳月が過ぎゆく意から。▽「物換」は物事が変わること。「星移」は歳月が過ぎること。「星」は歳月の意。「物もの換かわり星ほし移うつる」と訓読する。
ぶつぶつこうかん【物物交換】
貨幣経済以前の原始的交換形態で、品物を貨幣などの媒介物を用いずに直接他の品物と交換すること。
ぶぶんきょくひつ【舞文曲筆】
いたずらに言辞をもてあそび、事実を曲げて書くこと。▽「舞文」は言辞をもてあそぶ意で、事実を曲げて書くこと。また、法を曲げ解釈し、乱用すること。「曲筆」は事実を曲げて書くこと。「文ぶんを舞まわしめ筆ふでを曲まぐ」と訓読する。「曲筆舞文きょくひつぶぶん」ともいう。
ぶぶんろうほう【舞文弄法】
法の条文を都合のいいように解釈して、乱用すること。▽「舞」「弄」はともに、もてあそぶ、思うように解釈する意。「文ぶんを舞まわし法ほうを弄もてあそぶ」と訓読する。