ぶぶん-きょくひつ【舞文曲筆】
いたずらに言辞をもてあそび、事実を曲げて書くこと。▽「舞文」は言辞をもてあそぶ意で、事実を曲げて書くこと。また、法を曲げ解釈し、乱用すること。「曲筆」は事実を曲げて書くこと。「文ぶんを舞まわしめ筆ふでを曲まぐ」と訓読する。「曲筆舞文きょくひつぶぶん」ともいう。
- 出典
- 「舞文」は『史記しき』貨殖伝かしょくでん、「曲筆」は『後漢書ごかんじょ』臧洪伝ぞうこうでん
- 句例
- 舞文曲筆を強制する
- 用例
- 彼等が協力してくれたと書いては願書としての効力もないし、舞文曲筆の要があるので骨が折れた。<井伏鱒二・黒い雨>