きしょう-てんけつ【起承転結】
漢詩の四句からなる絶句における構成法の一つ。八句からなる律詩においても二句ずつまとめて絶句に準じる。第一句(起句)でうたい起こし、第二句(承句)でこれを受けて発展させ、第三句(転句)で場面や視点を転じ、第四句(結句)でこれらを受けつつ全体をしめくくる。また、文章や話などで全体を秩序正しくまとめる構成の意として用いられる。さらに広く物事の順序、展開のしかた、構想にも用いられる。
- 句例
- 起承転結の整った文章
- 用例
- 不図十七字を並て見たり又は起承転結の四句位組み合せないとも限らないけれども<夏目漱石・思い出す事など>
- 類語
- 起承転合きしょうてんごう