たじょうたかん【多情多感】
感情が豊かで、物事に感じやすいこと。また、そのさま。▽「多情」は物事に感じやすいこと。「多感」は感受性の強いこと。「情」「感」それぞれに「多」を添えて意味を強めた言葉。「多感多情たかんたじょう」ともいう。
たじょうたこん【多情多恨】
感じやすい気持ちをもっているために、恨みや悔い、悲しみに思うようなことも多いこと。また、そのさま。▽「恨」はうらむ、憎む意。「多恨多情たこんたじょう」ともいう。
たじょうぶっしん【多情仏心】
人や物事に対して情の多いことが、仏の慈悲の心であるという意。また、情が多く移り気だが、無慈悲にはなれないこと。
だじょういっぺん【打成一片】
一切のことを忘れてある事柄に徹底すること。▽仏教語。禅宗で、座禅に没頭すること。座禅によって実現するすべてが一体となった悟りの境地。「打」は強意の助字で、「た」とも読む。