とうこうりゅうりょく【桃紅柳緑】
紅くれないの桃の花と、緑あざやかな柳の葉。美しくさまざまな色彩に満ちた春の景色のこと。▽「柳緑桃紅りゅうりょくとうこう」ともいう。
とうこのふで【董狐之筆】
権力の圧力に屈せず、また権勢にこびへつらうことなく、歴史的事実を正しく記述すること。
とうさんりし【桃三李四】
桃の木は三年かかって実を結び、スモモは四年かかる意で、物事は完成するまでに年月がかかるということ。
とうざいなんぼく【東西南北】
四方。またすべての方角。
とうざんこうが【東山高臥】
世俗を離れて、山野に隠れ住み、自由気ままに暮らすこと。隠居して出仕しないことのたとえ。隠遁いんとん。
とうしまんまん【闘志満満】
闘争心がからだじゅうに満ち満ちていること。
とうしょうりふ【桃傷李仆】
桃が傷つき、兄弟分のスモモが倒れることから、兄弟が互いに反目して、相争うことのたとえ。
とうしょくせいしゅく【東食西宿】
両方に心を引かれること。貪欲なたとえ。
とうじょうしゅうこ【蹈常襲故】
従来のしきたりや方法を受け継いで、そのとおりに物事を執り行うこと。▽「蹈」は踏む。踏み行う。「襲」は受け継ぐ意。「常つねを蹈ふんで故こを襲おそう」と訓読する。略して「蹈襲」という。現代表記では「踏襲」。
とうせんかろ【冬扇夏炉】
⇒ かろとうせん(夏炉冬扇)