らんぼうろうぜき【乱暴狼藉】
粗野な言動をすること。また、考えもなく思いつくままに暴れたり、無法な行為をはたらいたりすること。▽「狼藉」はここでは「乱暴」とともに、荒々しく支離滅裂な行動、無法な振る舞いをする意。
らんりかくさん【乱離拡散】
世の中が戦乱などの動乱状態に陥って、人々が離れ離れになってしまうこと。また、世の中が荒廃して、めちゃめちゃになった状態。▽「乱離」は「らり」とも読む。
りえんのていし【梨園弟子】
歌舞伎役者のこと。広く、俳優や役者をさすこともある。
りきせんふんとう【力戦奮闘】
力を尽くして、自分の能力をふるうこと。▽「力戦」は全力を注いで努力すること。「奮闘」は気力をふるいたたせて戦う、力いっぱい格闘する意。「力」は「りょく」とも読む。
りくとうさんりゃく【六韜三略】
中国の有名な兵法書『六韜』と『三略』。『六韜』は周の太公望呂尚りょしょうの作とされる。文・武・竜・虎こ豹ひょう犬の六巻。『三略』は前漢の功臣、張良ちょうりょうの師である黄石公こうせきこうの作とされ、上略・中略・下略の三巻。ただし、ともに後世の偽作という説もある。▽「韜」は弓袋の意で、兵法の奥義、戦略のこと。「略」ははかりごと・計略の意。
りくりょくきょうしん【戮力協心】
全員の力を結集し、一致協力して任務に当たること。▽「戮」には合わせる、一つにする意があり、「戮力」は力を合わせること。「協心」は心を乱さず、調和をはかること。「協心戮力きょうしんりくりょく」ともいう。
りぐんさっきょ【離群索居】
仲間と離れて一人で孤独にいること。山里でわび住まいをすること。▽「群」は仲間、「索」は寂しい、離れる意。「索居」は寂しく一人でいること。「群」は「羣」とも書く。
りごうしゅうさん【離合集散】
離れ離れになったり、集まって再会したりすること。▽「離合」は離れることと一つに集まること。協同したり反目したりすること。「集散」は集まることと離れ去ること。「集散離合しゅうさんりごう」ともいう。「集」は「聚」とも書く。
りゅうあんかめい【柳暗花明】
春の野が花や緑に満ちて、美しい景色にあふれること。また、花柳界・遊郭のことを指すこともある。▽「柳暗」は柳が茂って、その陰がほの暗くなること、薄暗い様子。「花明」は花が咲いて明るい色があふれること。春の山水の美しい景色を表現したもの。南宋陸游りくゆうの「山西さんせいの村むらに遊あそぶ」(詩)の「柳暗花明又一村りゅうあんかめいまたいっそん」の句は有名。
りゅうげんひご【流言蜚語】
事実とは異なる伝聞。確かな根拠のないうわさ。デマ。▽「流言」も「蜚語」もともに世間に飛び交う根拠のないうわさ話。「蜚」は飛ぶ意。また、「蜚」は「飛」とも書く。