とおかのきく【十日之菊】
時期を過ぎたために役に立たなくなったもののたとえ。
とかくきもう【兎角亀毛】
⇒ きもうとかく(亀毛兎角)
ときこつらく【兎起鶻落】
野うさぎが巣穴から素早く走り出したり、はやぶさが急降下して獲物を捕らえたりする様子。転じて、書画や文章の勢いがあることのたとえ。▽「鶻」は、はやぶさ。
とくいまんめん【得意満面】
事が思いどおりに運び、誇らしさが顔全体に表れるさま。▽「得意」は成功に満足するさま。
とくぎょぼうせん【得魚忘筌】
魚を捕ってしまうと、その道具の筌やなのことなど忘れてしまうということ。転じて、目的を達すると、それまでに役立ったものを忘れてしまうことのたとえ。▽「筌」は水中に沈めて魚を捕る竹かごのこと。一般に「魚うおを得えて筌せんを忘わする」と訓読を用いる。
とくこうぼうじゅう【徳高望重】
人徳が高く、人々からの信望が厚いこと。▽「望重」は人望が厚いこと。
とくせいじよう【徳性滋養】
人が天から与えられた道徳的な性質を養い育てること。
とくひつたいしょ【特筆大書】
ことさら人目につくように、大きく書くこと。人目につくように特に強調すること。▽「特筆」は、特に取りたてて記すこと。
とくりょうかんだい【徳量寛大】
徳が高く、度量が大きく人に対して寛容なさま。▽「徳量」は徳のある人格の意。「寛大」は度量があって思いやりがあること。また、徳があり度量があること。
とこのうしん【吐故納新】
古いものを捨て、新しいものを取り入れること。▽「吐故」は古いものを吐き出すこと。「納新」は新しいものを入れること。「故ふるきを吐はきて新あたらしき納いる」と訓読する。