いっちょうのふうき【一朝富貴】
急に富貴な身分になること。▽「一朝」はある朝突然に、思いもよらずにわかにの意。
きゅうてんちょっか【急転直下】
物事の事態や情勢が突然に変化して、解決・結末に向かうこと。▽「急転」は急激に変化すること。「直下」はまっすぐにおりる、ただちに結末に向かうこと。
しんしゅつきぼつ【神出鬼没】
自由自在に素早く現れたり、隠れたりすること。きわめて巧妙に出没し、所在が分からないこと。出没の変幻自在なさま。
せいてんのへきれき【青天霹靂】
まったく予期しなかった突然の出来事。急に受けた衝撃や打撃。快晴の空に不意に轟とどろいた雷の音という意味。
ぞうじてんぱい【造次顚沛】
一瞬でも怠りなく努めること。また、わずかな時間のこと。とっさの場合。突然の一瞬。君子は、つまずいて転ぶようなわずかな時間でも、仁の道を忘れることはないという意から。
とつぜんへんい【突然変異】
生物体で、遺伝子または染色体の変化が原因で、親と明らかに異なった形質が、突然あらわれること。
どんげいちげん【曇華一現】
めったに起こらないはずのことが身に起きたときの喜び。心配事が突然解決したときのうれしさ。
なむさんぼう【南無三宝】
仏に帰依きえを誓って、救いを求めること。また、突然起こったことに驚いたり、しくじったりしたときに発する言葉。「南無三なむさん」ともいう。▽前者の意は仏教語。「南無」は経典きょうてんや仏などの名の前につけて、それに対する絶対的帰依を誓う言葉。「三宝」は仏と仏の教えと教えを広める僧のことで、これを仏・法・僧という。救いを求めることから後者の意味が加わった。