せんなんこうかく【先難後獲】
難事を先にして利益を後回しにする意。まず人のために困難なことを行って、自分の利益になることは後回しにすること。また、はじめに難事を行えば、後でその利益を得られること。利益を得るためには、まず困難なことを行わなければならないという教え。▽「先難」は困難を先に行うこと。「後獲」は人に遅れて利益を取ること。または後に利益を得られるという意味。「難かたきを先さきにして獲うるを後あとにす」と訓読する。
たいかこうろう【大廈高楼】
大きく高い建物のこと。それらが立ち並んでいる様子。高層ビル群。また、豪壮な建物のこと。▽「廈」は屋根をふいた家、「楼」は二階建て、または、それ以上の建築物のこと。「高楼大廈こうろうたいか」ともいう。
たいじゅしょうぐん【大樹将軍】
《「後漢書」馮異(ひょうい)伝から。後漢の馮異という将軍は、諸将が功績を誇るときも、一人大樹の下に引っ込んで功を誇らなかったという故事による》将軍、または征夷大将軍の異称。
でっちほうこう【丁稚奉公】
年少者がある一定の期間、商人または職人の家に奉公し、雑役などの仕事をすること。
とつぜんへんい【突然変異】
生物体で、遺伝子または染色体の変化が原因で、親と明らかに異なった形質が、突然あらわれること。
はんしんふずい【半身不随】
脳障害などで、からだの右半身または左半身が麻痺まひして不自由になる症状。
ふざいしょうめい【不在証明】
刑事事件で、犯罪が行われたときに被疑者または被告人が、現場に居合わせなかったことを明らかにすること。アリバイ。
ふほうこうい【不法行為】
法律用語で、故意、または過失により、他人の権利を侵害し、不利益をもたらす行為。
むしむじゅう【無始無終】
始めも終わりもなく、限りなく続いていること。生ある者があの世からこの世へと生まれ、苦しみを味わい、再び死んであの世へ戻っていくという輪廻りんねが無限であること。▽仏教語。「始終」を分けて、それぞれに「無ない」をつけた語。「始はじめ無なく終おわり無なし」と訓読する。「終」は「しゅう」とも読む。
めっしほうこう【滅私奉公】
私利私欲を捨てて、主人や公のために忠誠を尽くすこと。▽「滅私」は私利私欲を捨てること。「奉公」は国や社会などの公、または、主人や主君・上位の者などに自分の身をささげて尽くすこと。