じきゅうじそく【自給自足】
必要とする物を他に求めず、すべて自分でまかない、足りるようにすること。自分で自分に供給し、自分を足らせ満たす意から。
じくろせんり【舳艫千里】
船団が果てしなく長く連なること。また、多くの舟が長く連なり進むこと。▽「舳」は船首。「艫」は船尾。一説にこの逆。船の船尾に次の船の船首がくっつくように、果てしなく連なることをいう。
じこけんお【自己嫌悪】
自分に嫌気いやけがさして、自分自身をうとんじること。
じことうかい【自己韜晦】
自分の本心や学識、地位などを隠して知られないようにすること。節操を知り、自分をひけらかさないこと。
じこむじゅん【自己矛盾】
自分自身の中で、論理や行動が食い違い、つじつまが合わなくなること。▽「矛盾」はつじつまの合わないこと。
じごしょうだく【事後承諾】
関係者の承諾を必要とする行為を、時間的な事情などで承諾を受けずに行ったとき、事がすんだあとで、それについての承諾を受けること。
じさくじえん【自作自演】
自分で計画した筋書き通りに、自分が演じること。ひとり芝居。また、作詞と作曲をした人が、その曲を自ら演奏して歌うこともいう。
じじょうまれん【事上磨錬】
実際に行動や実践を通して、知識や精神を磨くこと。明みん代の王守仁おうしゅじん(陽明ようめい)が学問の修養について、日常の行為を離れて思索する静座に対して、実際の日常の行動をこなし、これを通して修養するのが真の学問であると述べた説。▽「事上」は実際のことに当たりながらの意。「磨錬」は練り磨く意。
じだいさくご【時代錯誤】
時代の異なるものを混同して考えること。また、考え方や行動などが時代の流れに逆行していて合わないこと。時代遅れ。アナクロニズム。▽「錯誤」は、たがう、誤ること。
じだいしゅぎ【事大主義】
自分の信念をもたず、支配的な勢力や風潮に迎合して自己保身を図ろうとする態度・考え方。