きげんきこう【危言危行】
言語や行いを厳しくすること。また、言行を清く正しく保つこと。▽「危」は前者のとき、言動を厳しくして俗に従わない、また、厳正にする意。後者のとき、高くする、正しく気高くする意。よって前者は「言げんを危はげしくし行おこないを危はげしくす」、後者は「言げんを危たかくし行おこないを危たかくす」と訓読する。別な訓読もある。
きゅうざんばしょく【泣斬馬謖】
大きな目的のためには信頼している部下でも、私情を捨てて、厳正な処分をすること。規律を保つためには、優秀な者であってもやむを得ず処罰しなければならないことのたとえ。
げんせいちゅうりつ【厳正中立】
厳しく公正を守り、どちらにも偏らない立場を守ること。「厳正」は厳しく公正を守ること。「中立」は両者の間に立って、どちらにも偏らないこと。
しゅうそうれつじつ【秋霜烈日】
刑罰・権威・節操・意志などが厳しく、また、厳かなことのたとえ。秋の厳しく冷たい霜と夏の強い日差しの意から。
しんしょうひつばつ【信賞必罰】
賞罰を厳格に行うこと。賞すべき功績のある者には必ず賞を与え、罪を犯し、罰すべき者は必ず罰するという意味。▽「信賞」は間違いなく賞を与えること。「必罰」は罪ある者は必ず罰すること。
てんもうかいかい【天網恢恢】
天が張りめぐらした網は広く、目が粗いようだが、悪人・悪事は決して取り逃がさないということ。天道は厳正であり、悪は早晩罰を受けるということで、悪事を戒める言葉。▽「恢恢」は広く大きいさま。「天網恢恢疎そにして失わず」「天網恢恢疎にして漏らさず」の略。