てきざいてきしょ【適材適所】
その人の能力・性質によくあてはまる地位や任務を与えること。
とうろのひと【当路之人】
重要な地位にあって権力を握っている人。
としゅくうけん【徒手空拳】
手に何も持っていないこと。また、何かを始めようとするときに、身一つで他に頼むものがないこと。▽「徒手」「空拳」は、ともに素手の意。
なんかくらんすい【南郭濫吹】
実力のない者が、実力があるかのように見せかけて、みだりに高い地位にいることのたとえ。▽「南郭」は人名、「濫吹」は吹けもしない笛を勝手に吹くこと。「濫」は枠をはみ出てむやみに行うこと。
ねんこうじょれつ【年功序列】
勤続年数や年齢が増すに従って地位や賃金が上がること。「—型賃金」
ばんしょくさいしょう【伴食宰相】
地位に比して実力が伴わない大臣のこと。また、職務を果たさず実権もない大臣のこと。
ふいのまじわり【布衣之交】
身分や地位などにこだわらない、心からの交わり。また、庶民同士、身分の低い者同士の付き合い。出世前の付き合い。▽「布衣」は布で作った衣服。一般庶民の着物。転じて、官位のない人の意。平民・庶民のこと。「交」は「こう」とも読む。
ふうきふうん【富貴浮雲】
富と地位は、浮き雲のようなものである意。人としての道を逸脱して得た富や地位は、はかなく頼りにならないこと。また、名利に無関心で金銭や地位に心を動かされることのないたとえ。一般に富と地位は、はかなく頼りにならないものである意にも用いられる。▽「富貴」は財産があって身分が高いこと。
ふうきふくたく【富貴福沢】
富んで地位が高く幸せなこと。天が人に与える富貴や恩沢をいう。▽「富貴」は財産があって、しかも身分が高いこと。「福沢」は幸せと恵みの意。
ふうきりたつ【富貴利達】
富んで身分が高くなること。また、立身出世すること。▽「富貴」は財産があって身分が高いこと。「利達」は利益と栄達の意。