せんしょばんたん【千緒万端】
物事がごたごたして複雑であることの形容。さまざまな雑多な事柄。▽「千」「万」は数の多いことを示す。「端緒」が千も万もある、ということ。「端」は物事の出発点、「緒」は物事の糸口・取っ掛かりを示す。「緒」は「ちょ」とも読む。
ぜいたくざんまい【贅沢三昧】
思う存分にぜいたくするさま。▽「贅沢」は身分にふさわしくない必要以上のおごり。「三昧」はそのことに夢中になって、他をかえりみない意を表す語。
ちょうちょうなんなん【喋喋喃喃】
男女がむつまじげに語り合うさま。また、小さい声で親しそうに語り合うさま。▽「喋喋」は口数の多いさま。「喃喃」は小声でしゃべる意。「喃喃喋喋なんなんちょうちょう」ともいう。
ばんしいっせい【万死一生】
必死の覚悟を決めること。また、ほとんど死を避けがたい危険な瀬戸際で、かろうじて助かること。▽「万死」はほとんど助かる見込みのないこと。「生」は「しょう」とも読む。前者は「万死に一生を顧かえりみず」、後者は「万死を出いでて一生に遇あう」「万死に一生を得う」の略。