あんちゅうもさく【暗中模索】
手がかりのないまま、あれこれとやってみること。暗闇くらやみの中で、手探りをして求める意から。▽「模」は「摸」とも書く。
さじょうのろうかく【砂上楼閣】
基本がしっかりしていないために、物事が長続きしないこと。また、実現不可能なこと。一見、すばらしく思えることでも、実は、あまり確かなことではないということ。
たくとくりょうりき【度徳量力】
自分の徳を量り、信望や力量を確かめ、事に当たること。身のほどを知ること。為政者が人々に信頼される人格と、政治を行う能力をもっているかどうか推し量ること。▽「度」「量」はともにはかる意。「力」は「りょく」とも読む。「徳とくを度はかり、力ちからを量はかる」と訓読する。
ひゃくぶんいっけん【百聞一見】
人の話を何度も聞くよりも、自分の目で一度見て確かめるほうがより真実に近いということ。
ふうんちょうろ【浮雲朝露】
頼りなくはかないもののたとえ。また、時の切迫していることの形容。▽「浮雲」は空に浮かぶ雲。頼りなく定まらないたとえ。また、確かでないことのたとえ。「朝露」は朝おりる露。すぐに消えるはかないもののたとえ。
りゅうげんひご【流言蜚語】
事実とは異なる伝聞。確かな根拠のないうわさ。デマ。▽「流言」も「蜚語」もともに世間に飛び交う根拠のないうわさ話。「蜚」は飛ぶ意。また、「蜚」は「飛」とも書く。