ばぎゅうきんきょ【馬牛襟裾】
学識のない者、礼儀知らずな者をののしっていう語。馬や牛が人の衣服を着たようなものという意から。▽「襟裾」はえりとすそ。転じて、衣服を着ること。
ばしとぞう【馬歯徒増】
なすこともなく、いたずらに年を取ること。自分が年取ったことの謙称。▽「馬歯」は「馬齢」に同じ。自分の年齢の謙称。「徒」はただいたずらにの意。一般に「馬歯ばし、徒いたずらに増ます」と訓読を用いる。
ばじとうふう【馬耳東風】
他人の意見や批評に注意を払わず、聞き流すことのたとえ。もとは春風が馬の耳に吹く意。人が心地よいと感じる春風が吹いても、馬は何も感じないように見えることからいう。▽「東風」は東から吹く風。春風のこと。「東風、馬耳を射る」の略。
ばじょうちょうちん【馬上提灯】
馬に乗る時に用いた提灯ちょうちん。馬乗り提灯。