いきじじょ【意気自如】
物事に驚き恐れたりせず、気持ちがふだんと変わらず平静なさま。▽「意気」は気持ち・心持ちの意。「自如」は平気で落ち着いたさま。
がしんしょうたん【臥薪嘗胆】
将来の成功を期して苦労に耐えること。薪の上に寝て苦いきもをなめる意から。▽「臥」はふし寝る意。「薪」はたきぎ。「嘗」はなめること。「胆」は苦いきも。もとは敗戦の恥をすすぎ仇あだを討とうと、労苦を自身に課して苦労を重ねること。
きんそうのちょう【巾箱之寵】
箱に入れていつもそばに置き、離すことができないもののたとえ。
くはいしい【狗吠緇衣】
いつも着ている服装を変えると怪しまれてしまうこと。
ここうのしん【股肱之臣】
主君の手足となって働く忠実な家来のこと。また、いつも身近にいて信頼できる腹心の部下のこと。
しゅくやむび【夙夜夢寐】
一日中。朝から晩までいつもいつも。また、寝ても覚めても思うこと。一日中、頭を離れず思い続けること。▽「夙夜」は早朝から夜遅くまで。一日中。「寐」はねる意。「夢寐」は寝て夢を見ること。寝ている間のこと。
しゅんしゅうしゅうし【春愁秋思】
春の日にふと感じる物悲しさと、秋にふと感じる寂しい思い。よい気候のときに、なんとなく気がふさぐこと。また、いつも心のどこかに悲しみや悩みがあること。▽「春愁」は春の日のもの思い、春に感じる哀愁、「秋思」は秋の寂しいもの思いの意。
しょうしんよくよく【小心翼翼】
本来は、慎み深くうやうやしいさまをいう語。転じて、気が小さく、びくびくしているさま。▽「小心」は注意深くする、慎み深いこと。また、気が小さいこと。「翼翼」は慎み深いさま、うやうやしいさま。「翼翼小心よくよくしょうしん」ともいう。
しょうはくのじゅ【松柏之寿】
長生き。長寿を祝うことば。また、節度を守って変わらないこともいう。松や柏はくの木が、いつも緑の葉を保ち、樹齢が長いことから。
しろくじちゅう【四六時中】
一日中ずっと。いつも。始終しじゅう。常に。