かってきまま【勝手気儘】
[名・形動]他人のことは気にせず、自分のしたいように行動すること。また、そのさま。「—な一人暮らし」「—に振る舞う」
ぎょもくえんせき【魚目燕石】
外観は似ているが、内実は似ても似つかない価値のないもののたとえ。本物と紛らわしい偽物のたとえ。また、本物と偽物が紛らわしいたとえ。▽「魚目」は魚の目玉。「燕石」は燕山(河北省)の石。ともに珠玉に似てはいるが、偽物であり無価値であることからいう。
しゅうしんせいか【修身斉家】
自分の行いを修め正して、家庭をととのえ治めること。▽「斉」はととのえ治める意。「身みを修おさめ家いえを斉ととのう」と訓読する。儒教の基本的な政治観を表す「修身、斉家、治国、平天下」(身を修め、家庭をととのえ、国を治め、天下を平和に導く)の中の語。
にりつはいはん【二律背反】
二つの相反する命題や推論が、同じだけの合理性・妥当性をもっていること。また、自己矛盾に陥ること。▽ドイツ語の「アンチノミー」の訳。「aが真だったらbは偽にせ」といった同時には存在し得ない二つの事柄について、aが真である可能性とbのそれとが同じであること。
はくあいしゅぎ【博愛主義】
人種上の偏見・国家や階級などの違いを問題にせず、人類は広く、平等に愛し合うべきであるとする考え方。
ほうかこうぎん【放歌高吟】
あたり構わず、大きな声で歌うこと。▽「放歌」は周囲を気にせず大声で歌うこと。「高吟」は大きな声で詩を吟ずること。「高吟放歌こうぎんほうか」ともいう。