げきだくようせい【激濁揚清】
清らかなもの、善なるものを揚げて、にごったもの、不正なものを取り除くことのたとえ。
ばっくよらく【抜苦与楽】
苦しみを除いて、安楽を与えること。もとは仏教の語で、仏や菩薩ぼさつが衆生しゅじょうを苦しみから救い、福楽を与えること。仏の慈悲のこと。▽「抜」は取り除くこと。
ばっぽんそくげん【抜本塞源】
災いの原因になるものを、徹底的に取り除くこと。木の根を抜き、水源をふさぎ止める意から。もとは、根本を忘れて道理を乱すたとえとして用いられたが、現在では前者の意に用いられることが多い。▽「本」は木の根。「源」は水源。「本もとを抜ぬき、源みなもとを塞ふさぐ」と訓読する。
もくよくじょこん【沐浴抒溷】
髪やからだを洗って身を清め、自らについた汚れを取り払うこと。神聖な儀式などを行うときなどに、湯あみしてからだを清めること。▽「沐浴」は湯水を使って、からだを洗い清めること。「抒溷」は汚れを取り除くこと。「抒」はすくい出す意。また、除く意。「溷」は汚れの意。