いちじゅういっさい【一汁一菜】
非常に粗末な食事のたとえ。汁物もおかずも一品の食事の意から。▽「菜」はおかずの意。
きいんせいどう【気韻生動】
芸術作品に気高い風格や気品が生き生きと表現されていること。また、絵画や他の芸術作品などに、生き生きとした生命感や迫力があり、情趣にあふれていること。▽「気韻」は書画など芸術作品にある気高い趣。気品。「生動」は生き生きとしているさま。また、生き生きとして真に迫ること。中国六朝りくちょう時代、南斉なんせいの人物画の名手謝赫しゃかくが、『古画品録』の中で画の六法の第一に挙げたのに始まるといわれる。
たいぼうかんが【体貌閑雅】
姿かたちが落ち着いて上品なさま。▽「体貌」は姿と顔だち、容貌ようぼう。「閑雅」は物静かで上品な趣があること。また、そのさま。
はくりたばい【薄利多売】
一つの商品の利益を少なくして大量に売り、全体として利益が上がるようにすること。また、その商法。▽「薄利」は利益が少ないこと。
ひゃっかりょうらん【百花繚乱】
いろいろの花が咲き乱れること。転じて、秀でた人物が多く出て、すぐれた立派な業績が一時期にたくさん現れること。▽「百花」は種々の多くの花、いろいろな花の意。「繚乱」は花などがたくさん咲き乱れている様子。いろいろな花が、はなやかに美しく咲き乱れることから。
ふかかち【付加価値】
生産過程で付け加えられる新たな価値のこと。具体的には、売上高から生産に必要な物資(原材料・設備・燃料など)の額を差し引いた残りで、人件費・利子・利潤などに分配される。また、転じて、商品などで、本来の価値や価格を変えるだけのデザインなどをいうこともある。
ふはいだらく【腐敗堕落】
健全な精神がゆるみ乱れて、品行が悪くなること。品行が悪くなって身をもち崩すこと。▽「腐敗」は腐り崩れる意から、堕落と同意。
ぶつぶつこうかん【物物交換】
貨幣経済以前の原始的交換形態で、品物を貨幣などの媒介物を用いずに直接他の品物と交換すること。
ぶんしつひんぴん【文質彬彬】
外面の美しさと内面の質朴さが、ほどよく調和しているさま。洗練された教養や態度と、飾り気のない本性が、よく調和しているさま。▽「文」は表面の美しさ。洗練された教養や美しい態度、容貌ようぼうなどの外見。「質」は内実、実質。飾らない本性。「彬彬」はほどよくつりあっているさま。
ほうとうざんまい【放蕩三昧】
酒色にふけって身を持ち崩すこと。品行が悪く、勝手気ままにふるまうこと。