[副]《「己 (おの) つ(格助詞)柄 (から) 」の意》
  1. そのもの自体の力、成り行きに基づくさま。自然に。ひとりでに。おのずと。「この誤解は時が来れば—解ける」

  1. 偶然。たまたま。まれに。

    1. 「—礎ばかり残るもあれど」〈徒然・二五〉

  1. (下に仮定推測の語を伴って)もしも。ひょっとすると。万一。

    1. 「—平家の事あしざまに申す者あれば」〈平家・一〉

  1. みずから。

    1. 「—祈らずとも神ゐます宮のわたしは浪風 (なみかぜ) もなし」〈滑・膝栗毛・四〉

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。