かとう‐たい【加藤泰】
[1916〜1985]映画監督。兵庫の生まれ。本名、泰通(やすみち)。記録映画から出発し、その後は時代劇を多く手がける。白塗りが当然であった時代劇で、キャストにノーメイクを命じて撮影するなど、独...
かのう‐さんらく【狩野山楽】
[1559〜1635]安土桃山時代から江戸初期にかけての画家。近江(おうみ)の人。名は光頼。豊臣秀吉に画才を認められ、狩野永徳に学んで、豊臣・徳川家関係の障壁画を数多く描いた。画風は桃山障壁画様...
かみさか‐ふゆこ【上坂冬子】
[1930〜2009]ノンフィクション作家。東京の生まれ。本名、丹羽ヨシコ。昭和34年(1959)勤務先での体験を「職場の群像」にまとめ発表。はじめ評論、のちに戦後史・昭和史に関するノンフィクシ...
から‐じゅうろう【唐十郎】
[1940〜 ]劇作家・演出家・俳優・小説家。東京の生まれ。本名、大鶴義英(おおつるよしひで)。状況劇場を率い、紅テント公演を行うなどアングラ演劇の代表的な存在。「少女仮面」で岸田国士(くにお)...
カリエール【Eugène Carrière】
[1849〜1906]フランスの画家。女性像、特に母性愛をテーマとする作品が多く、単色の夢幻的な美しさを特徴とする。代表作「母性」「接吻(せっぷん)」など。
かるだい【伽留陀夷】
《(梵)Kālodāyinの音写》仏弟子の一人。修行僧としてふさわしくない行いが多く、そのため仏が戒律を制定したという。
カルティエ‐ブレッソン【Henri Cartier-Bresson】
[1908〜2004]フランスの写真家。小型カメラのスナップショットによって、日常生活の瞬間をとらえた写真を残した。著名人のポートレートも数多くある。1947年、ロバート=キャパらとともに、国際...
かわい‐すいめい【河井酔茗】
[1874〜1965]詩人。本名、又平。大阪の生まれ。文庫派の中心として多くの後進を育成。詩集「無弦弓」「塔影」「霧」、随筆「酔茗詩話」、評論「明治代表詩人」など。
かんざわ‐としこ【神沢利子】
[1924〜 ]児童文学作家。福岡の生まれ。本名、古河トシ。「ちびっこカムのぼうけん」で注目される。以後「くまの子ウーフ」「いないいないばあや」「流れのほとり」「タランの白鳥」など多くの作品を発表。
かん‐ぽう【干宝】
中国、東晋の歴史家。新蔡(河南省)の人。字(あざな)は令升。博学で、晋の国史編纂(へんさん)にあたった。生没年未詳。多くの著作があったと伝えられるが、今日に残るものは少ない。著「捜神記」など。