ほづみ‐みはる【穂積驚】
[1912〜1980]小説家・劇作家。長崎の生まれ。本名、森健二。大衆演劇の一座で役者となった後執筆生活に入る。娯楽性の強い時代小説を数多く発表した。「勝烏(かちがらす)」で直木賞受賞。他に「風...
まつい‐すまこ【松井須磨子】
[1886〜1919]女優。長野の生まれ。本名、小林正子。文芸協会演劇研究所に入り、「人形の家」のノラで脚光を浴びた。のち島村抱月と芸術座を組織し、「復活」「サロメ」「カルメン」などを主演して人...
まつだいら‐さだのぶ【松平定信】
[1759〜1829]江戸後期の大名。田安宗武の七男。陸奥(むつ)白河藩主松平定邦の養子。号、楽翁。天明7年(1787)老中首座となり、寛政の改革を断行。著「花月双紙」「宇下人言(うげのひとこと...
まつだ‐ぶんこうどう【松田文耕堂】
江戸中期の浄瑠璃作者。大坂の人。通称、和吉。近松門左衛門に師事し、竹本座で活躍。「鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)」「壇浦兜軍記」「ひらかな盛衰記」など合作が多い。生没年未詳。
まんさい【満済】
[1378〜1435]室町前期の真言宗の僧。京都の人。足利義満の猶子となり、醍醐寺座主(ざす)・東寺長者・准三后となった。足利義満・義持・義教の3代にわたって尊信が厚く、幕政の中枢に関与し、黒衣...
みすみ‐けんじ【三隅研次】
[1921〜1975]映画監督。京都の生まれ。「丹下左膳(たんげさぜん) こけ猿の壺(つぼ)」で監督デビュー。勝新太郎主演「座頭市」シリーズや、若山富三郎主演「子連れ狼」シリーズなど、時代劇を多...
みよし‐しょうらく【三好松洛】
江戸中期の浄瑠璃作者。伊予の人とも、大坂の人ともいう。竹本座の多くの浄瑠璃に作者として名を連ねている。竹田出雲・並木千柳らとの合作に「義経千本桜」「仮名手本忠臣蔵」「菅原伝授手習鑑」など。生没年未詳。
むらやま‐さこん【村山左近】
江戸前期の歌舞伎俳優。堺の人。寛永17年(1640)ごろ、江戸に下って村山座に出演、女方舞踊で一世を風靡(ふうび)した。生没年未詳。
やしろ‐せいいち【矢代静一】
[1927〜1998]劇作家。東京の生まれ。文学座に入り、のち劇団NLT結成に参加。浮世絵師三部作「写楽考」「北斎漫画」「淫乱斎英泉」で芸術選奨。他の作品に「壁画」「夜明けに消えた」など。
ゆうき‐まごさぶろう【結城孫三郎】
糸操りの人形遣い。 (初世)江戸前期の人形芝居の座元。江戸葺屋(ふきや)町に結城座を開いたとされる。生没年未詳。 (9世)[1869〜1947]東京の生まれ。糸操り人形芝居の手操りを改革、芸...