うさみ‐りん【宇佐見りん】
[1999〜 ]小説家。静岡の生まれ。令和元年(2019)、「かか」で文芸賞を受賞し作家デビュー。「推(お)し、燃ゆ」で第164回芥川賞を受賞した。
おがわ‐くにお【小川国夫】
[1927〜2008]小説家。静岡の生まれ。「内向の世代」の代表的作家。20歳でカトリックに入信、聖書の世界を描く物語やエッセーを数多く手がける。「逸民」で川端康成文学賞受賞。他に「アポロンの島...
おざき‐ほつき【尾崎秀樹】
[1928〜1999]文芸評論家。台湾台北市の生まれ。兄秀実(ほつみ)の処刑されたゾルゲ事件を追った「生きているユダ」「ゾルゲ事件」で知られる。中国文学や大衆文学の研究・評論など幅広い分野で活躍...
たかぎ‐いちのすけ【高木市之助】
[1888〜1974]国文学者。愛知の生まれ。九大・名大教授。万葉集など古代文学を中心に、文芸学的研究にすぐれた業績を残した。著「吉野の鮎」「古文芸の論」など。
たかはし‐たかこ【高橋たか子】
[1932〜2013]小説家。京都の生まれ。本名、和子(たかこ)。夫は作家高橋和巳(かずみ)。夫の死後、本格的に小説を書き始める。昭和50年(1975)洗礼を受け、カトリック作家に転じた。「怒り...
ゆうき‐まごさぶろう【結城孫三郎】
糸操りの人形遣い。 (初世)江戸前期の人形芝居の座元。江戸葺屋(ふきや)町に結城座を開いたとされる。生没年未詳。 (9世)[1869〜1947]東京の生まれ。糸操り人形芝居の手操りを改革、芸...
よこい‐やゆう【横井也有】
[1702〜1783]江戸中期の俳人。尾張の人。名は時般(ときつら)。別号、野有・素分・知雨亭など。尾張藩の重臣で、武芸・詩歌・絵画・音曲などにもすぐれ、多芸多能で知られた。俳文集「鶉衣(うずら...
よこみつ‐りいち【横光利一】
[1898〜1947]小説家。福島の生まれ。本名、利一(としかず)。川端康成・片岡鉄兵らと「文芸時代」を創刊し、新感覚派の中心となった。新心理主義に立ち、昭和初期の代表作家として活躍。作「日輪」...
よしい‐いさむ【吉井勇】
[1886〜1960]歌人・劇作家。東京の生まれ。「明星」「スバル」によって相聞歌などを発表、また、芸人の世界を描いた独自の市井(しせい)劇で知られる。歌集「酒ほがひ」「祇園歌集」「人間経」、戯...
よしざわ‐あやめ【芳沢あやめ】
[1673〜1729]歌舞伎俳優。初世。紀伊の人。元禄期(1688〜1704)の上方を代表する名女方。芸談に「あやめ草」がある。