クリスチーヌ‐ド‐ピザン【Christine de Pisan】
[1364ころ〜1430ころ]イタリア生まれのフランスの女流詩人・著作家。優雅なバラードを多く作る一方、「薔薇(ばら)物語」を批判して女性擁護の論陣を張った。
くるみざわ‐こうし【胡桃沢耕史】
[1925〜1994]小説家。東京の生まれ。本名、清水正二郎。本名で数多くの官能小説を執筆した後、放浪の旅に出る。帰国後、多彩な題材の大衆小説を手がけ、「黒パン俘虜記(ふりょき)」で直木賞受賞。...
クルーエ【François Clouet】
[1510ころ〜1572]フランスの画家。父ジャンとともに宮廷画家として、精緻(せいち)な描写の肖像画・デッサンを多く残した。
クレッチマー【Ernst Kretschmer】
[1888〜1964]ドイツの精神医学者。多くの精神障害患者との面接経験から、体格と気質(性格)との相関関係に注目し、肥満型は躁鬱(そううつ)病患者に、痩身(そうしん)型は分裂病患者に多いことな...
クレメンティ【Muzio Clementi】
[1752〜1832]イタリアの作曲家・ピアノ奏者。近代的ピアノ奏法を確立し、多くのピアノソナタを作曲。
クロイツァー【Leonid Kreutzer】
[1884〜1953]ロシア生まれのピアノ奏者。1909年、ドイツへ移って活躍。のち日本に定住、東京音楽学校教授となり、多くの門人を育てた。
くろかわ‐ひろゆき【黒川博行】
[1949〜 ]小説家。愛媛の生まれ。高校美術教師などを経て「二度のお別れ」でデビュー。綿密な取材にもとづくリアルな描写の推理小説を多く書き、「破門」で直木賞受賞。他に「疫病神」「悪果」など。
クロスビー【Bing Crosby】
[1903〜1977]米国のポピュラー歌手・俳優。甘い歌声でラジオ・レコードに活躍、「ホワイトクリスマス」が大ヒットした。「わが道を往(ゆ)く」など映画にも多く出演。
くわばら‐じつぞう【桑原隲蔵】
[1871〜1931]東洋史学者。福井の生まれ。京大教授。日本における東洋史学を確立。特に東西交渉史、西域の研究に多くの業績を残した。著「蒲寿庚(ほじゅこう)の事蹟」「東洋文明史論叢」など。
くわばら‐たけお【桑原武夫】
[1904〜1988]仏文学者・評論家。福井の生まれ。隲蔵(じつぞう)の子。西欧的知性や近代的精神に基づいた評論が多く、京都大学人文科学研究所の学際的な共同研究を推進した。文化勲章受章。著「第二...