河竹黙阿弥の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

[1816〜1893]幕末・明治初期の歌舞伎脚本作者。江戸の人。本姓吉村。幼名、新七。俳号、其水 (きすい) 。5世鶴屋南北入門、勝諺蔵 (かつげんぞう) を名のり、のち2世河竹新七を襲名晩年は古河黙阿弥と称した。江戸歌舞伎を大成近代の劇への橋渡しをした人で、世話物得意とし、散切 (ざんぎり) 物活歴物も試みた。作「蔦紅葉宇都谷峠 (つたもみじうつのやとうげ) 」「三人吉三廓初買 (さんにんきちさくるわのはつがい) 」「天衣紛上野初花 (くもにまごううえののはつはな) 」など。

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