あかまつ‐みつすけ【赤松満祐】
[1381〜1441]室町中期の武将。則村の曽孫。播磨(はりま)・備前・美作(みまさか)の守護。嘉吉(かきつ)の乱で将軍足利義教(あしかがよしのり)を殺して領国播磨に帰り追討軍に攻められて自害。
あかまつ‐よしのり【赤松義則】
[1358〜1427]南北朝・室町初期の武将。則祐の子。明徳の乱で山名氏追討に戦功をあげ、旧領美作(みまさか)を回復、播磨・備前と合わせて三国の守護職を兼ねた。また、侍所の所司となって四職(しし...
いのうえ‐てつじろう【井上哲次郎】
[1856〜1944]哲学者。福岡の生まれ。東大教授。ドイツ観念論哲学を紹介し、日本の観念論哲学を確立。また、外山正一(とやままさかず)・矢田部良吉と「新体詩抄」を刊行し、新体詩運動を興した。著...
かんざき‐よごろう【神崎与五郎】
[1666〜1703]赤穂義士(あこうぎし)の一人。美作(みまさか)の人。名は則休(のりやす)。下級武士ながら和歌・俳句をよくした。
さっさ‐せいせつ【佐々醒雪】
[1872〜1917]国文学者・俳人。京都の生まれ。本名、政一(まさかず)。近世俳諧・歌謡の研究者。また、俳句結社「筑波会」同人として作句。著「連俳小史」「俗曲評釈」「修辞法講話」など。
じょうぞう【浄蔵】
「法華経」妙荘厳王本事品に説く薬王菩薩の前身。過去世において光明荘厳国の王子として生まれ、父王の邪見を哀れみ、仏道を修し神通力を得て、ついに仏道に向かわせたという。 [891〜964]平安中...
すざく‐てんのう【朱雀天皇】
[923〜952]第61代天皇。在位930〜946。醍醐天皇の第11皇子。名は寛明(ゆたあきら)。在位中は世俗混乱し、平将門(たいらのまさかど)・藤原純友(ふじわらのすみとも)の乱が起こった。し...
たいら‐の‐くにか【平国香】
[?〜935]平安中期の武将。高望(たかもち)の子。初名、良望。常陸大掾(ひたちだいじょう)として関東に威を振るったが、甥(おい)の将門(まさかど)に殺された。
たいら‐の‐さだもり【平貞盛】
平安中期の武将。国香の子。父の死後、藤原秀郷(ふじわらのひでさと)と力を合わせて、父を殺した平将門(たいらのまさかど)を下総(しもうさ)の猿島(さしま)に討った。のち、鎮守府将軍。生没年未詳。
たいら‐の‐よしかど【平良門】
平将門(まさかど)の遺子として浄瑠璃・歌舞伎などに脚色されている人物。浄瑠璃「関八州繋馬(かんはっしゅうつなぎうま)」や、読本「善知鳥安方忠義伝(うとうやすかたちゅうぎでん)」などに登場する。