あらまた‐ひろし【荒俣宏】
[1947〜 ]翻訳家・評論家・小説家。東京の生まれ。「別世界通信」「世界幻想作家事典」「本朝幻想文学縁起」などを著し、幻想文学、博物学の研究に尽力する。伝奇小説「帝都物語」はベストセラーとなり...
あわたぐち‐たかみつ【粟田口隆光】
南北朝・室町初期の絵師。絵仏師として名を成し、清涼寺本「融通念仏縁起絵巻」2巻のうち絵二段を描いた。生没年未詳。
かくゆう【覚猷】
[1053〜1140]平安後期の天台宗の僧。大納言源隆国の第9子。初名は顕智。園城(おんじょう)寺の覚円に師事し、のち、天台座主(ざす)・大僧正となった。鳥羽離宮内の証金剛院に住したので俗に鳥羽...
ぎょうねん【凝然】
[1240〜1321]鎌倉後期の華厳宗の僧。伊予の人。字(あざな)は示観。各宗の教義に精通。後宇多上皇に菩薩戒を授け、東大寺戒壇院の長老となった。著述1200余巻といわれ、「八宗綱要」「浄土源流...
だるま【達磨】
《(梵)Bodhidharmaの音写、菩提(ぼだい)達磨の略》 中国禅宗の始祖。インドのバラモンの出身と伝え、6世紀初め中国に渡り、各地で禅を教えた。嵩山(すうざん)の少林寺で面壁九年の座禅を...
とさ‐みつのぶ【土佐光信】
[?〜1522ころ]室町後期の画家。宮廷の絵所預、幕府の御用絵師をも務め、将監さらには刑部大輔に任じられ、画家として最高の地位をきわめて土佐派の画系を確立。絵巻・肖像画・仏画から工芸品の下絵まで...
とさ‐ゆきひろ【土佐行広】
室町前期の画家。姓は藤原。宮廷絵所の絵師。応永13年(1406)土佐将監の記録が残り、土佐派を名のった最初の画人とされる。作「融通念仏縁起絵巻」など。生没年未詳。
なか‐かずや【中一弥】
[1911〜2015]挿絵画家。大阪の生まれ。本名、福寿(ふくじゅ)。作家逢坂剛の父。小田富弥に師事。昭和4年(1929)直木三十五の小説「本朝野士(やし)縁起」の挿絵でデビュー。以後、歴史・時...