[動ラ五(四)]

  1. 物が次々に重なって高くなる。一面に多くたまる。「雪が—・る」「ほこりが—・る」

  1. 物事が少しずつたまって多くなる。次々と加わってふえる。「不平が—・る」「—・る思い」「—・る話」

  1. 時や日が重なる。時間経過する。「日数が—・る」

  1. あらかじめ計算をして見当をつける。値段数量などを概算する。見積もる。「工事費を—・ってみる」「安く—・っても一万円をくだらない品」

  1. 推測する。おしはかる。「人の心を—・る」

  1. 酒宴で、この酌で終わりにする。おつもりにする。

    1. 「盃の手もとへよるの雪の酒—・る—・ると言ひながら飲む」〈徳和歌後万載集・四〉

  1. 見抜いてだます。見くびってばかにする。

    1. 「さりとは憎いと言はうか、—・られたと申さうか」〈浮・万金丹・三〉

[動ラ五]《「ツーモー(自摸)」の動詞化》マージャンで、卓上に積んである牌 (パイ) を引いてくる。また、その引いてきた牌で上がる。

出典:青空文庫

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