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小アジアにあったイオニア人の都市国家。トルコ西部、メンデレス川の河口付近に位置し、エーゲ海に面する港があったが、現在は土砂の堆積により約15キロメートル内陸に位置する。紀元前7世紀以降、黒海沿岸に多くの植民都市を建設。前6世紀にはタレス、アナクシマンドロスらミレトス学派を生み、文化の中心となった。前2世紀よりローマの属州。オスマン帝国時代に港として利用されたが後に放棄された。小アジア最大級の劇場、公衆浴場、アゴラなどの遺跡がある。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
ミレトスがくは【ミレトス学派】
前6世紀、ミレトスに興ったギリシャ最初の哲学の学派。タレス・アナクシマンドロス・アナクシメネスが代表者。万物の根源を究明する一元論的自然哲学を唱えた。→イオニア学派
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