[副]

  1. (あとに打消しの語を伴って用いる)

    1. 特別感情を催さないさまを表す。別に大したものとも。物の数とも。

      「いにしへは—見ざりし衣裳の紋、今は目にたちて」〈曽我・三〉

    2. 行動特定できないさまを表す。どうとも。

      「—言ひ出でじ」〈紫式部日記

  1. いろいろに手段をつくすさまを表す。あらゆる方法で。なんとかして。

    1. 「—風体を巧みて」〈能作書

  1. 他に表現のしようがないという気持ちを表す。いかにも。なんとも。

    1. 「—迷惑ニゴザル」〈日葡

出典:青空文庫

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