《「ではり」とも》

  1. 戦いのために他の場所へ出向くこと。

    1. 「五百余騎にて矢矧 (やはぎ) に—して」〈太平記・三五〉

  1. 本城から離れて分遣してある城やとりで。

    1. 「崖を切り立てて、要害の—にしておくぞ」〈四河入海・八〉

  1. 出向いて仕事をする所。また、別宅

    1. 「おらんだの—にござい」〈滑・浮世床・初〉

  1. 歌舞伎で、囃子方 (はやしかた) が特に登場人物に仮装して舞台に出ること。

出典:青空文庫

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