[動サ特活]《「ござる」の連用形に助動詞「ます」が付いてできた語》
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1 「来る」「行く」「いる」の意の尊敬語。動作・存在の主を敬って用い、高い敬意を表す。いらっしゃいます。
「申し、頼うだ人、—・するか」〈虎寛狂・粟田口〉
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2 「ある」の丁寧語。ございます。
「都にないと申す事が御座らうか。都には—・せう」〈虎寛狂・末広がり〉
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3 (補助動詞)補助動詞「ある」「いる」の丁寧語の「ござる」を、さらに丁寧にいった語。
「ことのほかおもしろう—・する」〈虎寛狂・秀句傘〉
[補説]活用は「ござりませ(ござりましょ)・ござりまし・ござります(ござりまする)・ござります(ござりまする)・ござりますれ・〇」。
現代では「ございます」よりも
古風な言い方。