[副]
1 (あとに仮定の表現を伴って)まだ現実になっていないことを仮に想定するさま。もしか。万一。「―彼が来たら、知らせてください」
2 (疑問や推量の表現を伴って)確実ではないが、十分ありうるさま。もしや。あるいは。ひょっとすると。
「―かのあはれに忘れざりし人にや」〈源・夕顔〉
出典:青空文庫
・・・念に出来上っている。若し欠点を挙げるとすれば余り丹念すぎる為に暗・・・ 芥川竜之介「犬養君に就いて」
・・・ったと言うことです。若し少しでもその前に前兆らしいことがあったと・・・ 芥川竜之介「温泉だより」
・・・がいに抱きすくめた。若し私が産婦と同じ程度にいきんでいなかったら・・・ 有島武郎「小さき者へ」