謡曲五番目物世阿弥作。伊勢物語古今集などに取材旅僧が六条河原院を訪れると、左大臣源融 (みなもとのとおる) の霊が現れ、栄華の昔を語る。

[動ラ五(四)]

    1. ㋐物を貫いて反対側に至る。「串が—・る」

    2. ㋑一方の口から差し入れて他方の口に出る。「袖に手が—・る」

    3. ㋒まんべんなくゆきわたる。「肉に火が—・る」

    4. ㋓二点間を結ぶ道筋ができる。「高速道路が—・る」

    5. ㋔まっすぐな筋目が立つ。「柾目 (まさめ) が—・る」

  1. 人や車が行き来する。「絶え間なく車が—・る」

    1. ㋐ある場所を過ぎる。「海辺を—・る」「東京を—・って仙台に行く」

    2. ㋑(人が)屋内室内に進み入る。「座敷に—・る」

    3. ㋒料理店などで、客の注文帳場に取り次がれる。

    1. ㋐認められて成り立つ。「法案が—・る」「願いが—・る」

    2. 矛盾がなくて内容理解できる。「理屈が—・っている」

    3. ㋒とがめられずに受け入れられる。「無理が—・る」

    4. ㋓それなりに通用する。「頑固者で—・る」

    5. ㋔遠くまで伝わる。「よく—・る声」

    6. 評判になる。「名の—・った店」

  1. 相手に通ずる。

    1. 「おのづから本意—・らぬこと多かるべし」〈徒然・一四一〉

[可能]とおれる

出典:青空文庫

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