ふか・す【吹かす】

の解説

［動サ五（四）］

1. １ タバコを吸う。また特に、タバコの煙を深く吸わずに吐き出す。「パイプを—・す」

1. ２ （「噴かす」とも書く）自動車などのエンジンを速く回転させる。「スロットルを全開にして—・す」

1. ３ （「…風 (かぜ) を吹かす」の形で）それらしいようすをする。…ぶる。「先輩風を—・す」

1. ４ 口から出まかせに景気よく言う。吹聴する。

   1. 「かやうに申せば、我身を—・したるやうにおぼしめさんも」〈仮・竹斎・上〉

ふか・す【更かす】

の解説

［動サ五（四）］

1. １ 夜遅くまで起きている。夜ふかしをする。「議論で夜を—・す」

1. ２ 夜がふけるのを待つ。

   1. 「のたまひし餅 (もちひ) 、忍びていたう夜—・して持て参れり」〈源・葵〉

ふか・す【^×袘す】

の解説

［動サ下二］袘 (ふき) を出す。

• 「裏を深く—・せて」〈色道大鏡・二〉

ふか・す【^▽蒸かす】

の解説

［動サ五（四）］蒸気を当てて、やわらかくする。むす。「芋を—・す」

[可能]ふかせる

類語

• 蒸す(むす)

関連語

• 蒸らす(むらす)
• 蒸れる(むれる)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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