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辞書
器物の表面に漆で文様を描き、金・銀などの金属粉や色粉を蒔きつけて付着させる、日本独自の漆工芸。奈良時代に始まる。技法上から平 (ひら) 蒔絵・研ぎ出し蒔絵・高蒔絵に大別され、文様以外の地の装飾法である地蒔きには、沃懸 (いかけ) 地・平目地・塵 (ちり) 地・梨子 (なし) 地などがある。
1 餌 (えさ) をまいて与えること。
2 魚や小鳥などを寄せ集めるために、餌をまくこと。また、その餌。寄せ餌。
3 転じて、人々を誘惑するために広くばらまく金品。「補助金を—にして票を集める」
出典:デジタル大辞泉(小学館)
まきえふん【蒔絵粉】
蒔絵に用いる金・銀・銅・錫 (すず) などの粉。平目粉・梨子地粉・平粉・丸粉・鑢 (やすり) 粉など。
出典:青空文庫
・・・第一、莨盆の蒔絵などが、黒地に金の唐草を這わせていると、その細い・・・ 芥川竜之介「忠義」
・・・民といって縁続き、一蒔絵師の女房である。 階下で添乳をしていたら・・・ 泉鏡花「女客」
・・・桜の壇の前に、小さな蒔絵の膳に並んで、この猪口ほどな塗椀で、一緒・・・ 泉鏡花「国貞えがく」
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撒き餌
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